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二十四節気「処暑(しょしょ)」8/23~9/7頃

夏が過ぎる頃、江戸時代の暦の解説書こよみ便欄に「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり」とあるように暑さが落ち着きだす時季です。

暑さがおさまる時季

「処」には止まるという意味があり、暑さがおさまるという意味です。残暑はまだ厳しいものの、徐々に夏の太陽もしずまり、朝晩は過ごしやすさを感じる日もでてくることでしょう。

この季節の食材・食事

柚子胡椒

太刀魚

無花果

芋づる)さつま芋のツル

【初秋】「立秋」と「処暑」の七十二候

立秋りっしゅう(八月八日頃)

七十二候 第37候  すづかぜいたる 涼風至すずかぜいたる(8/8~8/12頃)

七十二候 第38候  ひぐらしなく 寒蝉鳴ひぐらしなく(8/13~8/17頃)

七十二候 第39候  ふかききりまとう 蒙霧升降ふかききりまとう(8/18~8/22頃)

処暑しょしょ(八月二十三日頃)

七十二候 第40候  わたのはなしべひらく 綿柎開わたのはなしべひらく(8/23~8/27頃)

七十二候 第41候 てんちはじめてさむし 天地始粛てんちはじめてさむし(7/28~9/1頃)

七十二候 第42候  こくものすなわちみのる 禾乃登こくものすなわちみのる(9/2~9/7頃)

この季節におすすめの料理教室・講座

その他の植物や行事

コットンボールと綿の花。

【参考図書】

こよみ便覧 URL: https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637
山下 景子『二十四節気と七十二候の季節手帖』成美堂出版、2014年
細井浩志『日本史を学ぶための<古代の暦>入門』吉川弘文館、2014年
白井明大『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』東邦出版、 2012