梅ジュースと梅暦(5月下旬~7月頃)
青梅~完熟梅を順次シロップやジャムや甘露煮にしていきました。
梅干しはまた別で詳細にまとめて記事をあげます。ここでは簡単に書いてます。
4種類の梅ジュース

梅の下処理はどれも同じ方法です。(こちらを参考にしてください)
キレイに洗って、ヘタをとり、水分は拭き上げます。
切り込みを入れるとしっかりエキスの抽出ができます。もう一つは、砂糖が溶けるのに長い期間がかかると発酵してしまうから切り込みを入れると良いと言われています。
砂糖は、グラニュー糖やきび糖や甜菜糖などおこのもみのものでOK!その時は2日置きに3回に分けて加えると良いです。氷砂糖は、梅がシワしわになりにくいように、じっくり溶けるようわざわざ固めてある砂糖です。コレは、ショ糖の結晶でブドウ糖や果糖を含んでおらずアルコール発酵しずらい特徴があることも使う理由です。
「4種類の梅ジュース」レシピ
- 常温で作る「砂糖と梅を同割」・・・3週間~1ケ月ほどで砂糖が溶けたら飲めます。
- 炊飯器で作る時短レシピ・・・翌日には飲めます。
- 鍋で作る時短レシピ・・・当日~翌日には飲めます。
- ハチミツで作る梅ジュース
- スパイシーな梅ジュース
1.常温で作る「氷砂糖と梅を同割」
- 梅の量に合わせて、氷砂糖を計量する。
- 梅をきれいに洗い、水を拭いて、清潔な保存容器を準備。
- 梅と氷砂糖を交互に詰めて、1日1回揺らして砂糖の液を梅に絡めるように砂糖を溶かしていく。
- 梅に切り込みを入れておくと砂糖が早く溶ける。


氷砂糖ではない砂糖も使えます。
氷砂糖を使わないときは、浸透圧の関係で3回ほどに分けて溶けたら加えるようにすると梅がしわになりにくいとか・・・氷砂糖はゆっくりと溶けますが、グラニュー糖や粗糖などは粒が小さいので一度に加えるより安心です。
2.炊飯器で作る時短レシピ
炊飯器の保温機能を使った半日~1日で完成するシロップの作り方です。
作りやすい材料・5合炊き炊飯器1回分
- 梅・・・1㎏
- グラニュー糖・・・700g
【手順】
炊飯釜に梅と砂糖を入れ、蓋をして保温をする。
途中、砂糖が溶け残らないよう、ゴムベラなどでやさ~しく混ぜて10~12時間で完成!!


時間をかけるときれいな黄金色になる。たくさん作るときや仕上げたい色になるまで保温を続けて10時間~2日程様子を見ながら待つ。
鍋で作る時短レシピ
材料は、炊飯器と同じ配合~同割。又は、ハチミツ梅ジュースと同じです。
鍋で作るときは、梅に切り込みを入れ、前日から砂糖をまぶし果汁を出すようにして用意しておきます。蓋して極弱い火加減で水分が上がってくるまで炊く。
混ぜる時は要注意!!鍋をゆするか、本当にやさ~しく!身が壊れるとシロップが濁るし果肉がゆさゆさと漂います。
ジュースが上がってこないなら砂糖と同じ量の水を加える。
3.ハチミツで作る梅ジュース
作りやすい材料『1.5L保存瓶』
- 梅・・・1㎏
- ハチミツ・・・750㎖
- 氷砂糖・・・300g
清潔な保存容器に入れて、常温で3週間。時折り瓶を揺すって梅をハチミツでコーティングする。

4.スパイシーな梅ジュース

梅暦

青梅/5月下旬頃

青梅の収穫が始まる時季です。



追熟するなら、傷んでいるモノは除いてしまいます。段ボールやザル‥で、なるべく広げて蒸れないように室温に数日おきます。黄色く熟してきたら梅干しやジャムに適した良い頃合です。

未熟な青梅は、梅ジュースや梅酒にどうぞ。梅干しには向きません。
【梅酒の作り方】
5月末~6月初め頃
青梅も美味しそうな桃の香りが出て、黄熟した梅や紅梅がたくさん収穫できました。
実の大きさも十分!完熟はものすごくいい香り♪ここ2∼3週間でまた一段と立派に生長してました。


梅の下処理と選別
仕分けして、梅干し・梅シロップ・ジャム・ポン酢・甘露煮を仕込みました。

ゲランドの塩となぎさで塩漬け18%



6月中旬~下旬頃
梅干し
梅干し用に塩漬けした梅は日光が当たらない冷暗所に保管しておきましょう!日に当たると色が悪くなるそうです。

梅酢が上がったら、赤しそ漬けを追加します。



常温で作った梅ジュースの仕上げ!!!

そもそも時期も時季なのでカビたり、アルコール発酵したりしないように用心しておきます。
殺菌したつもりでも万が一はあるから、目視確認を小まめにしましょう。
氷砂糖と青梅で作ったジュースはそろそろ完成していると思います。
鍋で一度沸かしシロップと果実を分けて保管します。詳しくはこちら。
7月以降)梅雨明け~「土用干し」・去年の残りをどうするか?
梅干しを仕上げる「土用干し」梅雨が明けてから、晴天が4日間続く日を見極めて計画的に干します。
去年の残り・・・
梅酒の梅は、1年も経つとエキスはもう十分浸透しているので、そろそろ取り出した方がよさそうです。炊きなおしてゼリーにしたり、甘露煮にしたり・・・漬けっぱなしにすると色が濃くなりコクも増していくみたいです。
